ライン生産方式とセル生産方式
こちらの話(分業化の弊害)というのは製造業でいうところの工場の生産方式の話とほぼ同じだなといまさらながら思った。
分業化をしてライン生産的な方式のメリットデメリットは下記のとおり
- メリット
- 教育コストが少なくてすむ
- 習熟が早く専門性を高めやすい
- 大規模プロジェクトに対応しやすい
- デメリット
- プロジェクト全体を見ない職種の成果物が無責任になりがち
- コミュニケーションコストが高くなる
- 各職種の作業量の変化に対応しづらい(チーム内での負荷分散ができないため)
webの場合セル生産方式とまではいけないが、ポリバレントな人材でなるべくプロジェクトの最初から最後まで居るメンバーを増やすというのが効率化につながるのではないかと思う。
ポリバレント化によるメリットデメリットは下記のとおり
- メリット
- 全体を俯瞰しながら最後まで責任をもってやりやすい
- コミュニケーションコストが安くなる
- すばやい意思決定と実装ができる
- 作業量の変化を吸収しやすい。チーム内で対応が出来る。
- 多品種小規模生産に向く(WEB向き)
- デメリット
- 教育コストが高い
- 専門性が高めにくい
- 属人性が高くなり、人によるばらつきが出る。
どちらも難しいがやっぱりあまり大規模にならないで教育はやって、というようなのが理想なんだろうなぁ。その理想は今のWEB業界で果たしてかなえられるのだろうか。。