社内勉強会「提案に活かす財務諸表の読み方」

先日の会計のセミナーに行ってたときから、それを社内で展開しようと思っていたので、セミナーも結構な量のメモをPCでとっていたし、再度自分が教える側に回ることで復習と自分が良くわからない点がクリアになるかなと思って社内勉強会をやってみた。
短い時間なので、財務諸表が読めたりすると提案を行うときにちょっと便利かもと思ってもらって、会計の本を読むきっかけになる、というあたりをゴールにして勉強会をやってみた。
勉強会を開くことで目論見どおり自分の勉強にはとてもなって、復習の機会にもなったし、ちょっとテキストを作るために資生堂とコーセーの財務諸表を比較してみたけど、広告費と販促費用の違いを見て日用品もやってる資生堂は若干広告費は高く、高級化粧品専門のコーセーはデパート等でのコンサルティング販売がより重要なので販促費の比率が高いという数値を見つけたりとかしたことで実地訓練にもなったりで良かった。
それ以上に収穫だったのが別グループでクライアントに監査法人を持ってる人が来ていて、彼はそのクライアントと仕事をするようになってから、必ず新規顧客の場合財務諸表を見るようになり、数値よりも有価証券報告書の前段に書いてあるその会社の業界の動きだったり、その会社のポジショニングだったり戦略だったりを読むことで、コンペや提案までの短い時間でクライアントのビジネスを知るために非常に役立つツールだということを言っていたけど、まさにそうだなぁと。
WEB屋(自分の事を生粋のWEB屋だとは思ってないけど)としてどう財務諸表を読むか?という解の一つ、というかフレームワークとしてプレゼンや提案前にまず有価証券報告書を読む、というのは非常に有効だなと思った。mixiで業界のコミュ調べたりとか、kizasiでトピック拾ったりとか、その業界のサイトのつくりの標準的なつくりを調べるのに企業サイトランキング見たりとか、そういう手法は良く聞くけど、もう少し上流から入るのならばコロンブスの卵だけど、まずその会社の有価証券報告書をみて、競合の有価証券報告書を見るってのが当たり前だよなぁ・・・というのがわかったので、非常に有意義な勉強会だった!