社長失格

社長失格

社長失格

1984年にザップというゲーム会社を立ち上げ、1991年にハイパーネットを設立し、97年に37億の負債を抱えて倒産するまでを社長自ら書いたノンフィクション。
広告表示をする事でインターネット接続を無料にし、集めたユーザーのネットでの動きを収集しターゲティング広告を打つ、というビジネスモデルを考案。システムが出来る前から多額の資金調達に成功するが、ベンチャーブームの終了で資金難に陥り倒産するまでが、リアリティをもって怒涛のごとく流れる日々が描かれており、非常に面白かった。ホリエモンの「拝金」と通ずるものがあった。
ビジネスの面白さと同時に、人を巻き込み飲み込む狂気の世界が垣間見えて、ちょっとしびれた。最高に面白いです。