ずっとやりたかったことを、やりなさい。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

ずっとやりたかったことを、やりなさい。

ばたばたしてて読むのにずいぶん時間がかかってしまったけどやっと読了。いわゆる自己啓発という系統の内容なのだけれど、そういう安い言葉でくくってしまうのが勿体無い本。この本の中では「創造性の回復」という言葉で言っているけれど、大人になる過程で阻害されてしまった本当の自分を、如何にして取り戻すかの実践的な方法論が書かれている。
自分の内なる声や、自分が本当に思っていること、感じていることは、外圧や傷つくことへの恐怖から、さまざまな言い訳をつけて押し込め、そして阻害してしまい、結果自分が自分の人生の主人公として生きることが出来なくなり、脇役になってしまう、ということはとても多いように思う。そうじゃないんだよとこの本は力強く説いている。
この本では「霊性」とか「宇宙の創造エネルギー」とか「シンクロニシティ」といったちょっと胡散臭い言葉がでてくるがアレなんだけど、自分が昔から考えてきたことや、自分が何を考えているかを探るやり方とかと共通点が多く、それを体系化してあったので、読んでいて考え方を整然と整えることが出来た。
この本を読んでいて、そういば映画を撮りたかったなぁということを思い出した。シナリオ、映像、音楽、編集を全部自分でやってみたいと思っていた。でもシナリオで行き詰ったのと、コストの問題とか、時間の問題とかいろいろあって無理だなとあきらめていたなとか。
あと経営をしたいなとか起業したいということについても、この本を読んでいるうちにやはりやってみるべきだろうと思うようになった。やらない理由とか、失敗するリスクとか色々あるのだけど、自分を大切にしない人生って空虚だよなぁと。。
自分自信に対する否定的な感情を取り除いて、もっと自分自身を肯定的に生きる事でもっと創造的になれる、というのが本書のメッセージ。商業に毒されてしまうとたしかに創造性って枯れるんだよね…。結果を追求すると、最短距離しか選択できず、可能性を探る余裕がなくなってしまうためコピーしか出来なくなるという罠。それが返って成功からも遠ざかる、ということなのかも。
まあなんにせよこの本を読んで、より自分を大切にして生きようと思った。やっぱやりたいことやった方がいいよね。