クリエイティブ・マネジメント・セミナーに行ってきた

少し仕事が落ち着いた感があって勉強するなら今のうちということで、「クリエイティブ・マネジメント・セミナー」というものに行ってきた。
http://www.liaison-center.net/content/view/162/74/lang,japanese/
今日は川田学さん(ヤマハ株式会社 デザイン研究所 所長)のデザインマネジメントについての話だった。グローバルに存在意義のある「ブランド・アイデンティティー」を確立するためにどうすべきか、という観点でヤマハのデザインをマネジメントしているのだけれど、「ブランドアイデンティティー」を「競争優位性」と読み替えれば普通の企業のマネジメントとほとんど一緒だなと思った。
気になった言葉

    • 何を残し何をそぎ落とすのか?
    • 外に発信することで自分たち他者に対する役割が見えてくる

なんか今日は川田さんの話を聞きながら料理もデザインもカメラも音楽も絵も経営も根っこは一緒だなというのをすごく思った。モノじゃなくてコトを作り出すんだという事や、素材や人のもってる力を如何に活かすか?だったり、自分や自分たちにどうやって向き合うか?とか、他者と自分の距離感とか、どうやって物事をひとつの方向に収斂させていくかとか。。
ヤマハのデザインフィロソフィー

    1. 本質を押さえたデザイン
    2. 創造的デザイン
    3. 美しいデザイン
    4. でしゃばらないデザイン
    5. 社会的責任を果たすデザイン

今日話を聞いていて、自分は「人を育てることをきちんとやりたいのだ」ということを改めて自覚した気がする。川田さんの話を聞きててすごく人を大事にしていて、きちんと育てているのがとても伝わってきた。人間って自分が感じることができる精度でしかアウトプットできなくて、アウトプットの質を高めるにはインプット時の精度をあげるしかないと思っているのだけど、使い捨てのような事ばかりしている人事体制ではとてもじゃないけど組織として高いアウトプットは出せない訳で。。
何を目指すべきなのかちょっとヒントがもらえたような気がする。やっぱり哲学は大事だなぁ。