「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか

弁護士の人が書いた弁論術の本。論点のすり替え、人格攻撃、誤ったグルーピング、誤ったたとえ話等、非常に興味深い事例とその論理構造のおかしな点を解説してある、なかなか面白い本。
よく人と話をしてても(主に会議とか)、変なんだけど、すぐに理論的に破綻している点をつけなくて、「うーん」となってしまうことがあったりしたけど、これはそういう場合のツッコミ力を磨くために良い本だなぁと。
しかし弁護士ってのは結構大変な商売というか、下手すると議論のための議論みたいな感じなってしまって本質を見誤りそうな事が多そうだなとか、この本読んで思った。