大宮エリーさんの話@劇的3時間SHOW

JAPAN国際コンテンツフェスティバル(ゲームショーとかCETEACも含む)のオリジナルイベントの劇的3時間SHOWの大宮エリーさんの回に行って来た。
勉強会とかは良く行くけど今回のは勉強会とか講演会とかとは全然ちがって、NHKトップランナーとか見たいな舞台セットというか会場のつくりで、かなりショー的な感じで最初驚いた。大宮さんの希望でスナック風のセットにしたんだとか…。
大宮エリーさんの事はサラリーマンNEOで知ったのだけど、もともと電通でCMプランナーをやった後PVとったり映画とったり、本書いたり、舞台やったり、脚本かいたりと色々やってる人。でも話を聞いているとやってることは一貫しているというか、自分のやりたいことは特に無いとの事で、「エリーちゃん次は何やりたいの?」と聞かれても「え?別にやりたいことは特に無い、何も無い」みたいな感じだそうで、もともとが電通でCMとかやっていたというのもあるのだろうけど、自分がやりたい、ではなくて売る対象物等があって、それをどうしたら売れるか?という企業とエンドユーザーのコミュニケーションをどうしたら上手くいくかというのを考えるのが自分の仕事だというような事を言っていてとても共感した。
自分の場合はエンドユーザー相手にしているような雰囲気はあるけど実はクライアントの中の担当者だったり、その奥の色んな人のたちがどうしたら上手く動けるのか?ってのを整理してあげるのが仕事っぽくなっていて、自分がやりたいとかそういう事ではなくて、問題解決者としてやれることをやっているわけなので、問題がなければ解決する事もないよーって良く思ってたりしたので、なんか共感できた。最近特に自分のこだわりとか強く持ってる人達にえらく振り回されて、求められてないのに自分の個性を出す事にどんな意味があるのだろうと良く考えてしまっていて。。。
個性なんて出そうと思わなくても出てしまうものなのに。こだわる事にアイデンティティを見出さなくてもいいと思うんだよなぁ、とちょっと愚痴。
あとは関西人らしく話が面白くて、でも女性ならではの妄想の世界みたいなのも垣間見れたりして不思議な笑いになっていて面白かった。
お客さんの悩みに応えるというコーナーで、どうしたらインタビューが上手くできますか?という悩めるインタビューアーに対して、まとまってない話をこういう事?それともこういう事?ってどんどん聞いてくみたいなスナック力(スナックのママ的な力ね)が大事だよねーと言っていて、自分もスナック力を鍛えなければなぁと、インタビューワーではないのだけど少し思った。
プロデューサーとかプロマネのようなオーガナイズ系の話ではなくて、もっとクリエイティブよりの話だったけど、やっぱり物作るのって大変だけどいいなぁと思った3時間だった。
と、同時に同い年でコール&レスポンスがある仕事が出来てる彼女に対して負けたくない、みたいな気持ちもふつふつ沸いてきたりして、とても刺激になった。