WEB標準の日々 一日目

二日通しチケットが16000円となかなか良いお値段だけれど、二日でWEB業界の最前線に居る人たちの話が聞けると思えば安いし、単純に色んな勉強会にでたらこれ以上かかるわけで。

自分がプロジェクトマネージャーになったせいか、最近WEB業界でもプロマネの重要性と必要性が結構叫ばれている気がする。
2,3年前は単純にWEBディレクションという一つのくくりですべてやろうとしてしまう風潮があったけれど、ディレクターの範疇が大きすぎると全てが中途半端になってしまうし、ディレクターに仕事が集中しすぎてしまってボトルネックになってしまう可能性が高いと思う。「伝書鳩でもディレクターって名乗れてしまう」とどこかで書かれていたけれど、ディレクターとして必要とされるスキルセットって物凄く広すぎるわりに、範疇がぼんやりしてるから誰でも名乗れるわりに、実際機能する人が物凄く少なくなっているというか。
で、最近はディレクションって良くわからないぼんやりしたものから、具体的に戦略立案だったり、情報設計だったり、プロジェクトマネージメントだったり、アートディレクションだったり、マークアップディレクションだったり、システムのディレクションだったりと、分野ごとに分けて考えようという流れになってきている気がする。それを一人の人がやるか複数でやるかは時と場合によるし、会社の体制等もあると思うけれど。
プロマネに話をもどすとPMBOKをベースにやってみようというのが最近のWEB業界で色々出てきているような。富士通の高橋 宏祐さんのセッションでは、大手の案件ではPMPPMBOKの資格)の取得者が居ないと取引しないみたいな感じになってくかもという話があったけれど(実際すでに省庁系ではそういうのあるみたいだけど)、そんな流れになって行きそうな気はする。
その先にある課題は多分、フローが固まりすぎてクリエイティブが損なわれてしまう事をどう崩していくかという事になるような気がするけど、それはもう少し先に考えればよい話。