東京インタラクティブアドアワード2006

仕事とは直接関係ないので午後休をとって行って来た。たぶん言えば費用も経費で落とせたんだろうけど、基本的に勉強会とかセミナーの類は自腹で行くことにしてるので。
目当ては中村勇吾さんのパネルディスカッションだったのだけど、大賞のハインツの「ケチャップリポート」のプレゼン(?)も凄く面白かった。見え方はWEB2.0的だけど、やってる事はきわめてWEB1.0だったり。でも音声認識の部分をサーバー側で処理する技術が出てくればきわめて活気的な映像検索システムとしての可能性を秘めたインターフェースだなぁと。
パネルディスカッションの方は勇吾さん以外はCM系の大御所ばかりだったのだけれど、どうしても仕組みより中身にこだわってしまうあたりがどうしても古さを感じてしまうわけで。CMがクライアントワークだとすると、GoogleYOUTUBEは仕組みを作るメガワークなのかなと言う気がするのだけれど、このレイヤーがまったく違う事柄を同列で比較して話すと言う事自体に無理があるような気がした。まだネットはメディアの可能性を探っている段階だし、広告と言う面だけでなくもう少し大きい範囲で社会にインパクトを与える存在だとおもうので、広告と言う面だけからネットを見てしまうとなんか違うなぁという違和感が残るわけで。
きちんと作られたものの良さと、2chのような瞬間的で偶発的な面白さは同じ次元で語ってもしょうがないし・・・。と言った感じ。
しかしCMの世界は結構古いと言うか、歴史あるんだなぁと、客層だったりパネリストの語りから非常に強く感じました。