IA(インフォメーションアーキテクチャ)勉強会

ここのところ良く参加させてもらってるwebsig24/7の分科会。自分が今やってる事って情報デザインだなぁと思ってたりしたところなので参加してみた。
事前に宿題になっていたあなたの思うIAとは?という問いに対しての自分の回答は

■私の思うIAとは?
1.クライアントが顧客に何を伝えたいのか、目的とゴールを明確にする。
2.クライアントが持っている情報で、目的とゴールに従ったコアになる部分を探る。
3.2で見つけ出したコアな情報を、実際の手段(web、広告等)に最適な形で落とし込む(顧客の体験を最適化し、設定したゴールに導く)
※「顧客」とはクライアントの顧客を指しています。

こんなんだったのだけど、それほどずれてはいなかったかなぁと。あってたかあって無かったかは別にどうでもいいことなのだけれど。
今回の勉強会で感じたのはIAとは、という部分からは少し外れてしまうけれど、1.のクライアントが何をしたいのか?という事がプロジェクトをスムーズに進めていくためにはすごく大きな分岐になるなぁと。2次会とかではそこら辺に制作サイドが介入するのかしないのか、どこまでやるべきなのか、またやれるのか(予算的なもの等色々あるし・・・)、というような話をしていたのだけれど、やはりあるべき形を考えてみると、本当にその目標を達成するのにWEBが必要か?、目標の設定自体おかしくないか?というあたりから考えて行かないといけないと思うんだよなぁ。
まあ今回感じたというより、いつも思ってることなんだけど。本当言うと会社の戦略自体おかしくね?というあたりから考えたくなっちゃうのだけれど。

「どこへ向かっているのかわからなければ、どの道を行っても同じである」

という格言をどこかでみたのだけれど(うろ覚えなので多少間違ってるかも)、ゴールが見えてなければ何しても何にもならないという事だと解釈してますが、勿論何をやってもその過程で得る事は一杯有るけれど、それらを生かせるのは個人の目標なりがあるからで、組織として動く場合はどこに向かっているかがはっきりして、その目標に向かって人が集まっているべきなので、そういうあたりからして崩れているとどうにもならんなぁと思ってしまうわけです。
変だよなーと言いながら、このプロジェクトは失敗するなぁと最初の打ち合わせで感じながら、こんな事やっても誰も幸せにならないよなぁと思いながら仕事をするのはせつな過ぎる。勿論喰ってかなきゃいけないから色んな仕事はやるけれど、WEBだからココから、と言うような限定的なスタート地点から始めるのでなくて、もっと広い視点から有るべき姿を考えて、そこに近づけるような仕事の仕方ができないものかなぁと、いつもの如く悩んでしまった。うーん。

そういえば以前にも似たこと書いたような気がするなぁと思ったら、1年半ぐらい前にまったく同じ事書いてた・・・。
http://d.hatena.ne.jp/rk611/20050517/p2