映画:フラガール

昨日深夜の番組でフラガールを絶賛していたので観にいく。開演時間近くに入ったので前から2番目。猛烈に近い・・・。

昭和40年、本州最大の炭鉱として栄えた常磐炭鉱。閉山を目前に、町を救うため“楽園ハワイ”を作ろうと奮闘した人たちがいた。町のため、家族のため、友のため……そして、自分の人生のためにフラダンスに挑んだ炭鉱娘たちの物語。

炭鉱閉山がせまり、人生を翻弄される人たちがハワイアンダンスを通じて希望を見出していく、というような非常にベタなストーリー。最初のほうは若干気持ち切り替わるの早いなぁと思ったところもあったものの、話に破綻がなく、夢を描いて努力して危機を乗り越えて花開くというエンターテイメントのツボをしっかり押さえてあるので、泣けるし、笑えるし(笑いの要素は少ないけど)、カタルシスもあり、解りやすくて爽快な映画でした。
しかし全編通して松雪泰子がとっても良かった。60年代な感じをとてもよく出してたし、それが古臭くなく、しかし現代風過ぎることも無く、現代からみたちょっと美化されたオシャレな60年代な感じというか。あとダンスがとにかくカッコイイ!! 蒼井優もダンスするのだけど、ちょっとキレが違うというか。
帰り道に「よかったなぁ」と思って何がよかったのかなぁと思い出そうとしたら、あんまり詳しく思い出せなかったのだけれど、ベタな展開で特に引っかかるところが無かったので、見てる瞬間楽しんで、終了後に「よかったぁ」という感情だけが残ってたんだから、それはそれで良いって事だよね。(これ書きながらはちゃんと内容も思い出したけど。しずちゃんのシーンがよかった)
それから書き忘れそうになったけど、とにかく泣けます。久しぶりに映画館で涙ぼろぼろ流しながら見てしまった。こういうのは家で号泣しながら見たかった気もするけれど(爆)
なんかALWAYS見たときと同じような感じというか。深く無くていい、良い映画が観たい、と思う人には最適かと。そういえば炭鉱とダンスという事でリトルダンサーをまた見たくなったw