「みんなの意見」は案外正しい

「みんなの意見」は案外正しい

梅田望夫さんの「ウエブ進化論」をよんでいたら集合知の説明の部分でこの本からの引用がでていて興味をもっったので読んでみた。随分前に買ったのだけれど、しばらく本を読むような精神状態でなかったこともあり、読み終わるのに今まで掛かってしまった･･･。
すごく簡単に言うと群集の知恵というのは衆愚と言われるほどアホではない。しかし集団が下す結論が正しい方向になるにはそれなりの条件も必要であるというような内容。この本を読んで思ったのは、政治や、インターネットが果たすべき役割は、集団が正しい結論を導き出す必要条件を整備してやる事だと。一部の選ばれし人々が物事を判断するのではなく、群集が正常な判断を下せるような状況を作り出していく事が重要なんだなぁと。そういう仕組み的枠組みを作れるところがWEBの面白いところなんだろうし、広義のWEBデザインなんだろうな。