愚痴ばっかりなんだが

今日も腹が立ちまくり。ちょっと前に読んだハーバードビジネスレビューに、車業界で信用度の調査を行ったところ、顧客が一番重視するポイントは『納期が守られる』という点だったというのが載っていた。まあ仕事していれば誰でも分かるとは思うけれど、頼んだ仕事が出来ますと言っていた期日になっても出来ていなかったら、それを元に予定していたスケジュールがすべて崩れるわけで。よくあるのが事前に間に合わないと分かっていたのに自分の非を認めたくなかったり、怒られたくないから、相手から言われるまで何もいわないというケースがよくあるのだけれど、個人を離れて仕事全体で考えてみれば、間に合わないと思った瞬間に少しでも早く知らせてもらえれば、それに対するカバーリングの方策を考える時間が作れるわけで。
仕事を頼むほうは自分たちの考えていることを実現させようとして仕事を頼んでくるわけだから、その考えを実現できないのであればその仕事は請けるべきではない。出来ないことを出来ると言って、がんばっては見たものの結果的に納期が非常に遅れてしまったり、相手が思っていたことを実現できないものしか出来ないのであれば、自分たちの存在価値を下げることになり、次の仕事にはつながらない。勿論やってみたら出来た、がんばれば出来るかもしれないレベルなのかどうかを見極めるのは難しい作業であるが、それは普段現場にいない人間よりも現場の人間が判断すべきことだろうし、現場にいなければ判断できるはずもない。
つい最近とある案件で2社に見積もりを出させて比較したことがある。その際、価格は勿論重要ではあったのだけれど、一番の決め手になったのは、A社の担当者はとにかく何でも出来る、やります、どうにかしますと変なやる気を見せてるのだけれど、価格面の話や具体的な話になると持ち帰らせていただきますと言うのに対し、B社の担当者は出来ないことはきちんと最初から出来ないと言ってくれ、強み弱みを客観的な視点で語ってくれた、という担当者の質の違いであった。出来ないことまで受けてパンクする馬鹿よりも、出来ないことは出来ないで最初から断ってくれる人のほうが仕事はやりやすいよなぁ。