昼飯

今までいったことない店でチャーシュー麺喰ったのだが、チャーシューが塩からくて全部食べるのに一苦労。アレを美味いと思える人が居るのかね・・・。
でも最初の一口はちょっと塩味が強いけど結構いけるかも!と思ったわけだが。料理の塩加減って音楽で言うとポップさ、デザインで言うとパッと見の斬新さに近いものがあるなとよく思う。一口目でちょうどいいという塩加減で作ると大抵全部食べた後には飽和感があるというか。ポップ(キャッチ−)なものって最初は頭に残ってよいけど、繰り返し聞いてるとだんだん嫌味に聞こえるようになり、最後にはもう聞きたくないって思うことがよくある。
まずいとか、サービス悪いと思った人は大体8〜10人程度にその事を広めるらしいのだけれど(逆にいいサービスの場合は1〜2人なんだって)それだけインパクトが強いという事か。期待しているサービス&味は勿論そこそこ美味しいものなわけで、その期待通りのものが出てきても期待値からの差分がそれほど大きくないので感動はしないけれど、まずいものが出てきた場合は相当な差分になるのでそれだけインパクトがある、という事なのだろう。8を期待していて9が出てきても差分は1なのに対して、8を期待していて2のものが出てきたら-6の差分があると。つまりまずいものを出したときと同じだけのインパクトを美味いもので与えようとする場合8+6=14のものを作らなければならないという事かも。
しかしこの考えはチャーシュー麺という延長線上で考えた場合の理論なので14のものを作らなければならなくなるのだけれど、実体験から言って二つの回避方法がある。一つは期待値を最初から下げておく事。まずいチャーシュー麺が出てくると客に期待させるか、何が出てくるか解からない状態で8のチャーシュー麺を出せばよい。人は前知識が無いもの、初めての体験のものに関しては計る尺度を持っていないのでほぼそのまま感動がダイレクトで伝わる可能性がある。しかしラーメンを食べた事がある人は既に経験があるので駄目だけど。つまりラーメン食べた事無い人に8のチャーシュー麺を食べさせればいいわけで。
その2はチャーシュー麺を出すといいつつ全く別のもの(別の味等)を出すと。気持ちよく裏切るという方法。まあ別のものを出すにしてもちゃんとしたクオリティのもの出すという前提だけれど。

はー、しかしなんでこんなどうでもいい事長々と書いてるんだか。考えようによれば780円で今のような事を整理できたんだから安かったという気もするけれど。